無題
人と会話するのが苦手だ。
自分が伝えたいことを上手く話せない。相手の話すこともきちんと理解できない。会話が会話として成り立たない。これは恐怖である。
酒の席では、会話に対する恐怖から存在感を消す。話すことも、話しかけることも回避し、楽しそうに談笑する周りを尻目にひたすら酒と料理を胃に流し込んで時間を潰す。ただ、ただ苦痛である。
都合を適当にでっち上げれば、酒宴は避けることは可能だが、職場、社会に対するコミュニケーションから逃げることはできない。死を意味する。この世の中、生きるためには、労働してお金を稼がなければならない。至極当たり前のことだが、自分にとってはその当たり前のことに絶望を感じてしまう。生きることが辛いのである。RPGで例えると、勝てる見込みが無いボス手前のセーブポイントでセーブしてしまい、引き返してレベル上げを図ろうとしてもそのエリアから移動することが出来ない状況。すでに人生が手詰まりしているように思えて仕方がないのである。
この現状を打破するために、ブログを書くことにした。会話を成立させるには、相手の話を理解することが必要である。物事の理解力を上げるための習慣として日記を書くことがよいらしい。
「日記を書こうにも、物事の因果関係を考えて書かないと意味のわからない日記になってしまうからだ。」
一歩ずつでも、現実と向き合って行かなければいけない。
