僕本月本日を以て目出度死去致候

ものごごろついたときから、なんとなく生き辛さのようなものを感じていたと思う。人と話が咬み合わない。自分の思うとおりに事が運ばない。自分の考えと他人の考えが一致しない。なぜ、私の言うことが理解できないのか。なぜ、私に対してこれほどまで敵意を…

閉塞感の現状極まれり

手詰まり感が常に私を覆っている。 ここ数ヶ月は生死の堺を彷徨っていた。職場での人間関係は臨界点をむかえ、社会人としての最低限の矜持は融解して消えた。四面楚歌の状況。理不尽のオンパレード。心のスイッチをOFFにして防御に徹する。 これが社会という…

京都へ行こう(4)

嵐山からJRで京都駅へ。バスの時間が来るまで京都駅を散策する。駅屋上からは京都市内の街が見渡せる。すっかり暗くなった街全体に、灯る建物の明かりは綺麗だった。こういう夜景を愛する恋人と見るとまた格別なのだろう。しかし、私には一生その機会は訪れ…

京都へ行こう(3)

竹林の途中で天竜寺へと続く分岐路を見つける。拝観料が必要であったが、猥雑な竹林から脱出できるメリットに天秤が傾く。500円の拝観料払って境内へ。 綺麗に整備された庭園が目の前に広がっていた。季節が季節なので丁寧に植木されている樹には葉っぱ一枚…

京都へ行こう(2)

鴨川デルタから北上して下鴨神社へ。糺の森に囲まれた境内の中を歩く。気が付くと雨が上がり、太陽の光が木々の隙間から差し込んできた。さすが世界遺産、霊験あらたかである。感謝の意を込めて賽銭箱に投銭する。 神社近くのバス停付近にて狸の亡骸を見つけ…

京都へ行こう(1)

先週は会社をサボって京都に行った。 朝、係長に体調が悪いので休みたいと連絡を入れる。仮病。毎月繰り返し休んでいるので、さすがに仮病であることはバレているに違いない。しかし、どう思われようと構わない。クビにされても一向に構わない。会社に行きた…

買うものがない

最近、買い物をしたい欲求に駆られる。 欲しい物をリストアップしてみる。 ・靴 履きやすくて、そこそこ洒落ているものが欲しいが食指が動くものが見つからない。履きやすさとデザイン性は反比例するものが多い。 ・眼鏡 デスクワーク用と外出用に度数を使い…

仕事始め

月曜日から仕事始めだった。 目が覚めた瞬間、なんだか体が重い。今日からまた現実と向き合う日々がはじまると思うと、朝から憂鬱になる。寒さと憂鬱さでベットから離れようとしない自分の体にムチうって出勤する。 私の会社では仕事始め式というものがある…

終わる

年末年始の長期連休が今日終わる。いや、自分のなかではお昼過ぎには既に終わっていた。今この時間は休みであって休みでない。明日にただ怯えるだけで時間はあっというまに過ぎていく。休んでいるという実感がない。 ああ、仕事行きたくない。嫌だ。辞めたい…

大晦日

この時期はラブホが満室になるらしい。 都内年末年始のホテル事情。ラブホテル?ビジネスホテル?満室になりま... - Yahoo!知恵袋 正直、羨ましいという他ない。ベッドのなかで抱き合って、相手の柔肌を感じながら新年を迎えるのはどんな感じなのだろう。き…

アームロック

今日は中華料理店へ外食に行った。年末のためか店内はほぼ満席になる程のにぎわいで、お一人様の私はカウンター席へ滑りこむことが出来た。この店のカウンター席からは、小さな厨房全体を見渡すことが出来る。夕飯時の忙しい時間帯をスタッフが慌ただしく動…

クリスマス

だからといって、予定はなにもない。若い男女がきゃっきゃむふふ、と聖なる夜もとい性なる夜を過ごす。彼女いない歴=年齢の私にはそれがフィクションの世界の出来事としか認識がない。毎年この時期を迎えても、何の感情も抱かない。世間が赤緑のクリスマス…

年末年始

正月休みまであと3日。3日仕事を頑張れば9連休という、社畜には目が眩むようなプラチナウィークが訪れる。しかし、この好機を私は活かせそうにない。予定がないのだ。このまま連休に突入しても、寝正月で過ごすことは明白である。することといえば、ネットと…

チャット

コミュ症改善の取り組みとしてチャットをしてみた。 利用したのは以下のサイト。 ChatPad|1クリックで始まる!見知らぬ誰かとのチャットサービス 罵詈雑言が飛び交う空間(想像)に足を突っ込むのは不安であったが、意外と紳士的な対応してくれる人は多かっ…

無題

人と会話するのが苦手だ。 自分が伝えたいことを上手く話せない。相手の話すこともきちんと理解できない。会話が会話として成り立たない。これは恐怖である。 酒の席では、会話に対する恐怖から存在感を消す。話すことも、話しかけることも回避し、楽しそう…